職場規律を乱したもの、反社会的行為をしたもの等々が列挙されているのが、普通の懲戒規定の内容だと思います。

ところが最近、本質を付いた就業規則を目にするようになっています。

何かと言いますと・・・
「お客様(患者)のために働かないものは戒める」
とあります。

凄い!一言で言い当てていると思います。
言いたくても言えない?言葉になかなか表せない?と思っていたことがズバリ書かれています。

その瞬間、これだ!と思いました。

社内会議の遅刻は戒めの対象になるのは当然ですが、お客様との面談時間の遅刻など重罰の対象です。

この文言、是非入れたいと考えています。
ありきたりの就業規則を作っても自分の権利を主張できるところは何なのか、それしか見ない人も大勢います。

だからこそこの文言を入れて下さい。
お客様や業種は違いますが病院などの場合は患者さんに対して仕事をしない人はサービス業の仕事とは言えません。

それにお客様を待たせていて平気でいるというのも許せません。
お約束の10分前から玄関でお待ちするくらいの姿勢が欲しいです。

やっと活きた就業規則を作成するポイントが見えてきました。
規則を超える大事なものが何なのかを就業規則の中に盛り込むことです。これです。これしかないです。

形だけのものを作って納品してもコンサルタントの仕事ではないです。常に意味のあるものを提案する。それがモットーです。

いつもお世話になっている(株)ニッサン・コンサルティングの西口昌宏社長がおっしゃっていることがわかってきました。

私的には少し見えてきました。心が晴れてきました。
規則作りの規則屋にならないこと。

全く新しい形の就業規則が作れそうな予感が、ビビッときました。