土地や不動産の価値評価がすべてでは寂しいです。やはり事業価値や企業価値で評価されることが理想です。

もう土地や不動産だけでその企業を評価しなくなっています。今の事業を清算した時にどれだけのお金が残るか試算されている方もおられるでしょう。しかし、単純に不動産などを売却した金額だけが清算対象では評価は下がって行く一方です。

自社の企業価値や事業価値を高めるにはどうすれば良いのか、考え直す必要があると思います。

実際に自社の企業価値はいくらだと思いますか?
評価されるくらいの価値はあるでしょうか?

その地域に絶対に必要で、欠かせない企業である。
もし存在しなければ、お客様や利用者がたいへん困る。
将来も継続して事業が展開できそうなくらい成長性が見込める。
などなど・・・

自分で自社を評価するには無理があるかもしれません。同業者の方や外部の方に一度聞かれてみてはいかがでしょうか?

土地の評価さえ上がれば良いのになぁという甘い期待感を持たずに、事業価値を高めて行くことです。

必要な企業になることです。たくさんの人材を育てることです。
土地や建物の評価が気にならないくらい現業に邁進されてはと思います。

銀行の融資担当者の方も企業をあらゆる角度から分析をされ、評価されます。
机上の数値データ以外の部分でも事業価値があるのかどうか判断されます。

成長性や継続性、収益性が見込めない企業に融資の話はこないと思います。必死になって企業価値を高め、外から見てもわかるくらいの成果を上げることです。

特に、人材価値を上げることです。人が素晴らしければどんな事業展開も可能です。少なくとも同業他社比で比較した場合、人の面だけは勝っているという状態を作ることです。

優秀な人材の有無が企業価値になる場合があります。商品やサービスを高めて行くのは当然ですが人材のブラッシュアップを図ることです。

外から見た場合、見えて来るのは商品・サービスか人です。この部門は、この方が支えているんだなぁというのがわかります。優秀な人材がいる会社が今後、企業価値を高めて行きそうな気がします。