昇格昇進がストップ。
ボーナスも出ないとなると従業員は不安です。

当然会社は大丈夫かなぁと思うでしょう。

従業員のためだけなく、会社の今後のあり方を検討し、方向性を明らかにすることが必要です。

方向性が見えない状況なのはわかりますが、少しでも見えている部分から伝えて行くことです。

方向性が見つかると、それに向かって努力をすれば、何らかの成果が上がり生活も良くなるのではという期待感が持てます。

このままでは、ひょっとすると職を失うのではという不安も少しは消えます。

給与だけの問題ではなく、今後の会社のあり方や方向性の問題です。
会社がどういうことを考えて、どういうことを行おうとしているのか、それを
伝えていかないと不安が募るばかりです。

よく面談ヒアリングをさせていただきますと、給与の次に多いのがこの会社の方向性が見えないという意見です。

中小企業ではトップ率先で、会社の方向性をビシッと発表できていていないと従業員の能力を引き出すことが難しくなります。

これからどのような投資を行うのか?
どんな仕組みを取り入れるのか?
組織はどんな形に持って行くのか?
商品やサービスの方向性は?
お客様に対して、どういう満足度を上げて行くのか?

項目を上げて行くとキリがないですが、少しでも見える形にしないといけません。

従業員の方々の期待は、給与以上に会社の方向性を気にされています。

じっくりと考える時間を取られてみてはいかがでしょうか?
合議制も良いですが、トップの明確な指針や思いを言葉にすることが大事なような気がします。