事業においてすべてうまく行くということはあまりないです。
特に、不景気になればなるほど、粗が出てきます。

例えば、縦軸に好きなこと、嫌いなことを取り、横軸に利益の出ていないもの、利益の出ているものを取ってグラフを書いてみて下さい。
そうすると4つのマトリクスが出来上がります。

1.好きなことで利益の出ているもの
2.好きなことで利益の出ていないもの
3.嫌いなことで利益の出ているもの
4.嫌いなことで利益の出ていないもの

当然、嫌いなことで利益の出ていないものはやらないでしょう。それと好きなことで利益の出ているものも続けれるでしょう。
問題は2と3。

好きなことで利益の出ていないものをどうするか?
これは経営者として大切な決断が必要です。

好きなのでなかなか止めれません。利益が出ていないとしてもいつか利益が出るだろうと願いを込めて、続けられます。でもその予測、数値に裏付けされた確たるものはあるのでしょうか?

経営者の思いだけで続けていると会社がおかしくなる場合だってあります。
それに景気の悪い時ほど、この部門が目に付くものです。トップがジャッジを下さないと、従業員に苦労をかけるだけです。

だから、早めの決断をおすすめします。

もうひとつ、嫌いなことで利益がでているもの。
利益が出ているのなら、どんどん伸ばすべきです。得意でなくても利益が出ているのなら、どうやって伸ばして行くのか検討して、利益を生ませることが大切です。自分でやらなくても自社でやらなくても委託でもOKです。

伸びているマーケットがあるなら、そこを伸ばすことを考えるべきです。

あまり自分の我を出して経営をしていると、撤退が遅くなったり、鈍くなります。時間が経てば経つほど、難しくなるようです。

早めの決断をおすすめします。
利益を生んでいないものをいつまでやるのか?
その判断基準を早く決められてはと思います。