昨日も電話が・・・
お客様:「業界動向はどうですか?」
私:「気にしないでください。自分のことだけ考えて下さい。」

景気が本当に悪いので、あちこちと情報収集に走られています。
自分のお店よりも悪い状況を聞くとほっとする?
まだ自分の方が良いんだ・・・

そんなことはないかも?
いつか自分の町にも同じような状況がいつかやってくるかもしれません。

最近、本当に電話が多いんです。
突然かかってきます。世の中の生の状況がどうなっているかお知りになりたいようです。

でもそれを知ったからと言って、何か良い対策が浮かんでくる訳ではないと思います。ますます不安になるだけです。世の中の状況に合わせて予算を組み直そうとしても何を基準するのか、それ自体がないのです。

もうこれ以上周りの状況を知ろうとしたり、情報を集めても自社に好影響をもたらさないのではと思います。

今やらなければならないのは、自社を守ること。
自分でできる範囲のことを最大限やること。すぐにやること。

他社のことや世の中のことを考えている余裕なんてないはずです。
自分の会社のことについて考える時間を多く持ち、即改善・改革に着手することです。

情報は安定剤ではないです。聞いて安心するなんておかしいのでは・・・

だからご質問内容も
「自社は具体的にどうすれば良いですか?そのアドバイスを何かいただけませんか?」
というのならわかります。
「世の中どうなっていますか?」
と言われてもそのまま答えますが、それを聞いてもプラスにはならないと思います。

周りが気にならないくらい、自社のことに邁進すること。

もっともっと自分のことを考えられてはいかがでしょうか?

それが不況脱出の一番の糸口になると思うのですが・・・