事業のデューデリを行って、再構築を図ります。
極力利益が出るように、あれやこれやと考えます。

しかし、見直しが出来たとしても利益改善はほんのわずかが実情です。

実際には、財務の再生を図らないと意味がないです。
財務体質の改善こそが企業再生につながると思います。

帳簿上での利益ではなく、実近の資金繰り表の改善を図らないと事業の継続は難しいです。

財務を強くするには、出て行くお金を絞ることです。

特に大事なのは、銀行への支払いです。元本と金利でいくら払われていますか?

それに見逃してはいけないのは税金です。税金はどんなことがあっても支払わないといけません。未払が発生すると差し押さえをくらいます。だから支払う順番は、税金が一番先になります。支払を計画的に進めないといけません。


それに、財務を強くすれば強くするほど、企業は強くなります。
外部からも認められます。

売上が上がっているからと言っても誰も認めてはくれません。財務体質が評価の対象です。表向き業績が良さそうでも中身はわかりません。逆に、業績が悪くてもしっかりと利益を出されているかもしれません。

事業の再生は、経営者の方はプロですから、どこを縮小しどこを伸ばせば良いかご存知のはずです。あと一押しの決断がなかなかできないだけです。良い決断をされるとまた軌道に乗る可能性は高いと思います。

しかし、財務は体質です。なかなか変えれないもののようです。外部の方にメスを入れてもらい、施術しないとできない方が多いようです。

やはり財務財改に強いプロの方と上手にお付き合いされることをおすすめします。

事業の再生はできても財務の再生は着手できない、決断できないという場面によく遭遇します。財務改善ができて初めて再生だと思います。

過去の経験則が通じない場合もあります。プロの方の意見を聞いて、あるべき姿に近づける努力が必要です。

業績の良い会社だけでなく、財務に強い会社を作って再生されることも一考の余地有りだと思います。