凄く繁盛されている焼き鳥店さんでした。
お店も綺麗です。

男二人でカウンターに座り、コースを頼みました。
当然、最初は生ビール!

その次は、目の前に書いてある焼酎のPOPに目が行きました。
何を飲もうかと・・・

冨乃宝山など人気銘柄が並んでいましたが、でも飲んだことがあり味を知っています。

とうことで飲んだことのない銘柄にしました。
その1杯もすぐに空いて、次の1杯をまた考えましたが、飲んだことのないものにしました。

結局、お店は定番の人気銘柄だけではお客様を満足させることは難しいことに気付きました。少しの遊びがないと繁盛しないのではないでしょうか?

最近、飲んだことのないお酒をさかんに飲んでいるような気がします。

景気が悪く守りに入ると、どうしても定番品だとか人気銘柄に集中してしまいます。だから売れないメニューは、うちの店にはありません。という答えがしばしば返ってきます。

そうすると、当然、メニューを絞り込まれているので、品数は少ないです。
常連のお客様はいつも同じメニューをいただかなくてはいけません。昔の赤ちょういんなら「いつも下さい」となりますが、今ではそうも行かないのでは?
この状況では必ずお客様に浮気をされます。たまたま入った店が気に入れば、しばらくはその店に通うことに・・・男の心理は皆同じだと思います。

今客観的に店を見て、定番メニューしか置いていないところは苦戦中です。売れないもの、遊びの部分のメニューまで置いているところが繁盛店です。定番だけで商売ができればこんな楽なことはないです。

でも遊びの部分があるからこそお客様は来てくれますし、新しい発想が生まれます。諸経費はカットしてもメニューの絞り込みは一時的には経営上、効果は表れますが、そこから先はどうなるかわかりません。

継続してお客様を引き付けるには、メニューに遊びを持たせることです。特に個人店はこのことを忘れてはいけません。

定番はどこにでもあります。
見たことのないものが常連さんを引き付けるコツでもあるように思います。