従業員のレベルを把握するために評価制度は必要です。
また評価項目を設定すると、教育がしやすくなります。

何もなくて、場当たり的な教育で対処していた企業様も一本筋が通ります。

景気が悪くて昇給・昇格は無理だ!
給与体系を見直すとなると、支給総額は上がってしまうのでは?
と思っておられる方も多いと思いますが、評価制度の導入の仕方、運用目的はいろいろあります。

メリットを最優先に考え、自社で出来ない部分は、導入を控えれば良いです。
給与体系やキャリアプランなどとの連動が望ましいとは思いますが、そこまで見直すとなるとかなり大がかりです。時間も半年や1年かかってしまいます。

だから目的を明確にすることです。
あるいは改善・改革したいものは何かを明確にすることです。

特に、おすすめなのは、従業員のレベルアップや教育のためのチェックシートとして使う方法です。まず、勤態評価と職能評価に分けたとしましょう。
勤態評価は、勤務態度等基礎的な部分チェック項目です。もうひとつは職能評価ですが、業務内容を細かく一覧にして、項目をレベルごとに分ければできます。

それほど難しいものではないです。できているか、できていないかのチェックをするだけです。

評価制度と言うと何か大がかりなシステムを導入するようなイメージがありますが、業務内容のチェックシートと考えることもできます。毎年、見直しをかけながら、どうすれば効率的で、レベルの高い従業員を作ることができるのか人事部などは考えるべきです。

業績不振に陥っている企業は、この評価制度の項目や業務内容のチェック項目がないところが多いです。教育に力を入れてこられなかったのかもしれません。

効果的に教育を行うためには必須です。現場の方も待たれています。

まずは、チェックシートから作ってみられませんか?
自社の従業員のレベルを知るところからスタートです。
教科書的なものよりも自社に合った、現場で活かせるものを是非作って下さい。