人が欲しいなら、自分の給与をカットしてでも人を入れなさい。と指導される方もおられるそうです。それくらい中小企業は人次第です。

しかし、募集してもなかなか良い人材が来ません。給与の設定を高くしても来ないことが多いです。

逆に、高給与にして来た人は、能力アップを図り、他で今よりも高給与のところがあればそちらへ移って行きます。お金が目的で入った方は、必ずお金を目指されます。

自分の能力をお金で図り、キャリアアップされます。これも一つの生き方だと思います。だから否定はしません。その方が幸せであることが大事ですから・・・

一方、会社側としては、いつもいつも卒業される。これからという時に限って退職者が出るのは良くない傾向です。

魅力が薄れて、他社へ流れるということがよくありますが、理由は、トップの思いと従業員への接し方です。

自分の思いや情熱を語らないと人は集まってきません。お金ではなく自分の思いの実現を助けてくれる人を集めるべきです。

できれば一人ずつ口説いていくくらいの姿勢が必要です。

自分の右腕を口説き落とした時、会社は急成長します。
黙っていて、条件提示だけを公表したって人は来ません。自分から動きまわらないとダメです。

こいつは?と思った人には声をかける。恥ずかしいことでも何でもないです。今のキャリアについて満足かどうか聞きながら、人物像を確かめるのです。それを常に頭に入れておいて、実践することです。

募集広告で良い人が来ると思わないで下さい。そんな話は聞いたことがないです。

女性を口説く以上に、熱意や向上心のある若者を口説くのは難しいです。でも自分の思いに付いて来てくれる人を見つけないと成長は望めません。

社内でじっとしていてもダメです。パソコンをいじって、ネット上でと思っても難しいです。自分の足で稼いで下さい。

アンテナを張り、いつも気軽に声かけを行ってください。
いつしか自分の思いを伝えるのが上手になっているはずです。

お金や報酬ではなく、社長、あなたの魅力で人を引っ張ってきてください。

それが社長業の一番の仕事だと思います。