本を出す目的は?

言いたいことを早く伝えたいのならブログで十分。
わざわざ本を出版しなくても自分を売る手立てはいくらでもあるのでは?
出版して、そこから顧客獲得というのが一時流行りましたが、その時点でその情報はもう古くなっています。普遍的な内容であれば良いですが、ノウハウ本となると、旬が大事になってきます。

半年、1年かけて校正した本が、なかなか売れないというのもわかるような気がします。

小説などならまだ買われるかもしれません。
しかし、経済書は買わなくてもグーグルで検索すると知りたい情報が出て来ます。

情報レベル以上のものでないと買わないと思います。
情報を超えた何かを伝えれるものが本ではないでしょうか。

私も本が大好きですが、情報以上に身に付くものであるかどうかで判断しているような気がします。

情報はどこにでも落ちています。
本になるということは、何回も読みなおしたい。買って読みたいと思わせる内容であること。

単なる技術論では納得されなくなっているのでは・・・
ノウハウやコツではなく、それ以上に何度も読み返したくなるもの。

本は必然的に部屋に貯まっていきますので、数か月に1度、処分を決行しています。

基準は、また読みたい本であるかどうか?辞書的に使えるものであるかどうか?の2点です。

タイトルや表紙、目次などから情報だけではない臭いのするもの。
それが書棚に残って行きます。

本が売れないのではなく、今の時代に合った売れる本が少なくなったのではないでしょうか?