トップダウンでしか動かない組織では、業績回復は難しくなります。

トップが強烈な個性でぐいぐい引っ張って行くのも良いですが、組織になった場合、個々人が能力を発揮していないと業績は上がりません。

また、トップの指示がないと動かない会社は、組織が出来上がっていないとも言えるのではないでしょうか?

いつも社長から愚痴を聞かされます。
「武内さん、うちの社員は自分で考えるということをしないんですよ。私から指示を出さないと動きません。この体質を変えたいのですが、何とかなりませんか?」と・・・

おっしゃることはどの企業でも同じです。
特に中小企業では、トップの頑張りで業績を伸ばされてきたところが多いです。徐々に社員数も増え、はたと気づくと創業当時とあまり変わっていない。組織が形ばかりになっているということがよくあります。

伸びる会社は、個々人が自然と自分で考えて行動されます。ほっておいても誰かが新しい企画を立てチャレンジします。そういう人は逆に会社から指示をされて動くのを嫌います。だからいつも新しいアイデアを考え、指示が来る前に提案されます。

そういう人が一人くらいは社内に欲しいです。そのようなことが社風になれば、誰がトップに立とうと会社は回って行くようになります。

大手企業と中小企業の違いはこの点ではないかとも思います。

ほっといても企画が上がって来る。

自分を磨き成長したいと思っている集団かどうかです。良い意味での競争意識があります。

失敗しても良いので、自分で何かを考える癖付けをしないとキャリアップは難しいです。スキルも上がらないでしょう。

どんな小さなことでも考えて仕事をすること。
自分で企画を立てること。

できる人というのは企画を立てれる人です。

何でも良いので、会社にプラスになること考えてみませんか?
会社や社長から指示が来る前に提案書を出してみませんか?

自分のことは自分で守らないと・・・
若いうちは良いですが、年数が経つとそうは行きません。

会社としても提案が毎月上がって来るように、毎月期日を決めて課題を出すことです。

考える集団作りが業績をアップさせます。
くれぐれも待ちの姿勢集団にならないように・・・