着手させていただき、1年間は大きな経費をかけずにあれこれと対策を打ちますので、売上・利益が上がり、固定費も削減でき、損益分岐点は大きく下がる結果になることが多いです。

ところが1年経過後、つまり実行支援着手後13ケ月目からが勝負なんです。

ある程度対策は打ち尽くしていますので、2年目以降も業績を上げようと思えば、何か大きな仕掛けや手法が必要になってきます。

つまり着手1年以内に、経営状態を整えながら、2年目以降に何か仕掛けるものを探していかないといけないということです。

たった1年くらい良くてもダメです。継続して安定化させていかなくてはなりません。1年目にやったことを着実にこなして守って行くだけでは、1年目の数字をクリアすることは難しいというのが本音です。

実行支援で経営を整えている間に、次のビジネスチャンスを模索することが大切です。これが見えていないと、いつまで経っても堂々巡りになってしまいます。

ブラッシュアップして売却やM&Aも視野に入れながら、次の大きな戦略を考える。今のビジネスが果たしていつまで通用するのか、その見極めも大事です。

今のビジネスに再投資が必要なら、全く新しいビジネスを立ち上げた方が可能性があるかもしれません。

古いビジネスモデルほど縮小均衡させて、利益の出る状態を維持することが大事です。再投資して勝負しても危険性が高いなら、他の戦略を検討する余地があります。

どこに投資するか?何に投資するか?
それが企業戦略の中で一番大事なことです。

改善改革を行いながら次の投資先を考える。

概ね昨対3~5%上がれは上等です。
そこから先は次の仕掛けが大事。

その仕掛けを探すのが最も難しいことです。
1年経過後の戦略、うまく見つけて行きたいです。