私たちはすぐに仕事柄、大きな投資をせずに、お金をかけずにどれだけブラッシュアップできるかを優先的に考えます。

特に、改善を行いどれくらい「伸びしろ」があるかを判断します。

実際には伸びしろがない企業や案件はないです。
今までのやり方が良くなかっただけであり、何かしら選択と集中を行えば伸びる要素をお持ちです。

ところが最近の時流を見ていると、安易に活性化、ブラッシュアップありきで着手して良いものかどうか考えさせられます。

目先は良くても長期的に考えると良くないのではないか?
もっと大きな目で判断することが必要なのではないか?
と思うと時があります。

目先だけ良くてもそれでは本来の意味での改革になっていません。
事業ですから、長期的に軌道に乗ることができる、夢を持てることができる戦略が必要です。

小さな改善で業績を上げるだけの経営コンサルタントが担当になり、クラインアントを不幸にしている場合もあるかもしれないということです。

時流が大きく変化している時こそ、大きな目で見ることが大切です。
今よりも将来の絵が描けるかどうか、そこが一番のポイントです。

マーケティング強化や販促手法などで少々業績が上がったとしても大きな絵が描けているかどうか?

今何らかの大きなジャッジをした方が良いのなら、それを最優先に考えるべき。
後回しにして時間をかければかけるほど、良い結果にはなりません。

目先の改善も当然必要ですが、5年後、10年後の姿を提案できないと、プロの経営コンサルタントと言えないのかもしれません。

視点を変えて提案しないといけない時期に来ているように思います。
それくらい大きなジャッジが必要だということです。

活性化、ブラッシュアップありきの考え方からの脱却。
それが我々コンサルタント業の今後の大きな課題かもしれません。