皆さん困っておられるのは当然だと思いますが、少し以前と依頼内容が変化しているような気がします。

少し前までは、業績不振でそれを回復させるための依頼。
今は、それだけでなく、短期的・長期的な方針や方向性を出して欲しいという依頼内容が多くなっています。

目先も大事ですが、2年後3年後の事業をデザインすることも大事です。
それに方針や方向性を明確に決めないといけません。

ただ、これが難しいのです。そう簡単に答えは出てきません。
データを分析してもヒアリングを行っても適切な答えは見つかりません。

目先の改善だけでは意味がないです。何らかの今後の方向性を出したいです。
ところがどの業種も疲弊しています。箱もの事業の場合は、施設そのものも老朽化しています。

どうプランニングするか難しいところです。
今後の投資や補修・改修も含めて事業性があるのかどうか判断しないといけません。

逆に今業績が低迷していても方向性が見えていれば、安心です。そこへ向かっていろんな手段を施せば良い訳ですから・・・

方針方向性はコンサルタントが出すものではなく、社長の決断一つです。
コンサルタントは方針方向性を出すための資料や情報を提供することしかできません。

それ以上頼られると、良い方向性が出ないと思います。

いきなり答えが見つかる訳でもなく、今を一所懸命頑張りながら、方向性を探し、修正していくしかないと思います。

ただ、目先だけを考えるのは止めた方が良いと思います。少なくとも3年先の事業のあり方を考えながらが理想だと思います。

ということは方針方向性を出そうと思えば長期戦になります。
すぐ欲しいのですが・・・と言われても無理です。

コンサルタント業務内容も変化しそうです。業績を上げるだけでなく、方針方向性を出すためのお手伝い。

契約内容や期間も変わって行きそうな気がします。