それはしっかりとしたマニュアルがあるからです。
若手社員2人でもできるような仕組みを作っておられます。

2名以外は、おそらく契約社員か派遣社員、パート・アルバイトさんでしょう。
人件費を変動費化されています。

大手さんほど固定費の比率が低く、新業態として参入して来られます。
大手参入による売上減よりもこの固定費が低いというビジネスモデルがやっかいです。

売上ばかりに目が行きますが、実は、大手参入は一つのシグナルです。その業界で新しいビジネスモデルが出来あがったということです。うちの町では、大手さんのやり方は通用しないと高をくくっていてもいつか必ず影響を受け出します。

気が付いた時には、もう手遅れ!という状態になりかねません。

損益分岐点を下げるコツは、固定費を抑えること。その中でも人件費を抑えることです。

人件費を抑えるということは、パートさん・アルバイトさんでもできるような仕組みを作るということです。そのために、細かなマニュアル作成をされます。
これが大きな差となって現れます。

マニュアル化されているビジネスほど、固定費がかからなくなっています。
皆様の会社では、どのくらいマニュアルを整備されていますか?

マニュアルの完成度が高ければ、外へ撃って出ることが可能です。
固定費を下げたいと思われるなら、地道にマニュアルを作成し続けることです。

大手企業と中小企業の差は、マニュアルの差かもしれません。
うちは人が多いとよくおっしゃいます。それはマニュアルがなかったためどんどん人が増えて行ったのです。

自分たちの常識で商売をしていると、競合負けする恐れがあります。
大手が来ると言うことは、何らかの隙があるはずです。当然、大手さんは自信がおありのはず。相手の立場に立って分析をしないといけません。

でも大手が来るということはビジネスチャンスがまだあるんだと思って励んで下さい。かなりの可能性が潜んでいるかもしれません。