先日、私のクライアント先でこんな質問が出ました。
「言葉で売ることを考えたいのですが、自社の販促物やホームページなど見直してくれませんか?」と・・・

いろいろ見させていただきますと、気になる点がいくつか出て来ました。
それは、
・体言止め
・業界専門用語
・綺麗過ぎる
・理路整然としている
・男性が書いたとわかる硬い文書
・遊びの部分がない
という点が見受けられます。

書かれていること、表現されていることは間違っておられません。すべて正しいです。しかし、見られたお客様の琴線に触れるかどうかは別問題です。

・もうちょっと聞いてみたい、知りたいとくすぐること
・当たり前のことなのに何か秘密があるのかなぁと思わせること

何かくすぐるような表現方法が欲しいです。それが言葉で売るコツです。

私も前職のセミナーの企画で同様のことを考えました。普通の表現方法では集客できない。だったら、何か一工夫して集客につなげないだろうかと・・・
そこで以下のように表現方法を変えました。

変更前:「店長研修セミナー」
 ↓
変更後:「なぜ車の汚い人は店長になれないのか?セミナー」

そうすると、集客がぐっとあがりました。正直、セミナーでお話させていただいた内容は同じです。トップページのタイトル表現を変えただけで、反響率が全然違いました。

だから「言葉で売る」という意味がよくわかります。

一か所表現を変えただけでも効果は違ってくると思います。
あまり硬く考えずに、ちらっと、お客様の心をひきつける疑問形表現を考えてみられてはいかがでしょうか?

それで、上手な表現方法ができるにはどうすれば良いか・・・
それは、何度も何度も繰り返し考え続けることです。本でも雑誌でも気になるフレーズがあったら書き止め、自社に当てはめて書き直してみることです。

私が本屋さんへ毎週2回は行く一つ理由が、このフレーズ探しです。
本を買う訳ではなく、このヒントなるフレーズを本のタイトルから盗んでくるのです。

自分で考えるなんて、かなり無理があると思います。
だから良い出来のタイトルを少し拝借してきます。それを後は応用するだけです。

常に、意識しておくことが大事だと思います。
すべてお販促企画の表現方法見直されても良いのではないでしょうか?
見直しされて、成果が上がることを祈っております。