一番企業でなくても固定費を下げ、分岐点を下げれば利益は出ます。
しかし、売上を伸ばして一番企業になったとしても利益化が出来ていないようであれば、意味がないです。何の一番なのでしょうか?

時代は大きく変わったような気がします。一番である意味が薄れてきているのではないでしょうか?

売上が一番になると当然業界シェアも一番になり、必然的に利益が出るという構造を考えていたように思います。

しかし、これって原価を下げることができるという意味であって、企業そのものの利益構造を意味しているものではありません。

どうも頭の切り替えが必要な気がします。売上至上主義だけでは経営はできません。今後の社内評価の基準も変えないといけないとも思います。

売上を作ってくれる人が一番評価が高かったですが、それではこの厳しい状況を乗り切れません。特に幹部社員の方は、売上を作ることだけが仕事ではないです。

まず、担当部門の利益をどう出すかが大きな鍵です。利益の管理をしないといけません。

売上を作ることが上手な方が、一番高い評価を受けていたでしょう。しかし、世の中のルールが変わったのかもしれません。利益を出す人が一番強化される時代です。

だから部門別損益計算が出ていないところは危険です。利益が出ているかどうかの判断ができません。そのため部門長も部門損益にまで意識が行っていないはずです。

営業利益の段階まで把握しているのが、幹部の仕事だと思います。
これからは利益管理のできる人が、幹部社員の条件になります。

売上ばかり追いかけて、ミスがあったりクレームがあったりというのでは困ります。会社としてどうやって利益を出していくかという仕組みやルールづくりが大切です。

また、利益が出るように部下指導も必要です。

売上だけ追いかけていた方は、時代に取り残されるかもしれません。
是非、利益管理のできる人になって下さい。育成して下さい。

もうすでに時代は変わっています。