勤めているといつか必ずやってきます。
定年が・・・

会社への最後のご奉公としてできれば後継者を育成して下さい。
自分がいなくても良い状態を作って身を引くのが綺麗な辞め方です。

ところがいざ引き継ごうと思っても人材がいない。
どうしたら良いですか?
というご相談がしばしばあります。

定年真近までお勤めになっておられるということは、会社にとってかなりの戦力だったはず。逆に言うと、そんな方の代わりはおいそれといないのが当然です。

中小企業の一番の悩みは人材です。
中核を担っていた古手の社員の方がお辞めになると業績は一時的に一気に下がります。

そのための保証ではないですが、社員教育に力を入れて、誰が辞めて行っても良い状態を作っておかないといけません。

次の後継者だけでなく、次の次くらいまでは想定しておかれるのがベターです。

大手企業では逆でポストの数は少なく、人材は豊富、取り合いのような状態。
中小企業はその逆、ポストなんていくらでもつくれますが、人材がいない。

外部からの招へいもできないことはないですが、基本的には内部昇格をお考えになられてはと思います。そういう文化を作っていかないと、常に外部頼みの会社になってしまいます。

中小企業では、後継者育成が大きな課題です。
これが明確になっている企業ほど強いです。

会社側の意向もあると思いますが、古手の社員の方に是非、後継者を作ってもらって下さい。

会社の文化・伝統を引き継いでくれる方へバトンタッチ。