皆さん現場の方は、窮境に陥るといろんなアイデアやプランを考えてくれます。

しかし、会社が苦しい時に何が大事かと言えば、流れる血を止めることです。
まず支出を止めないといけません。それも計画的に、即実行です。

この流れる血を止めれていないのにまた新しいことをするとなると、血は流れたまま、悪くなると血の量は増えます。

現場の方は売上を上げることが得意です。どんどん企画を立てられます。気持ちはわかるのですが、今はコストカットが優先という時もあります。その時、どうやって支出を止めて行くのかも考えて欲しいです。

例えば企画販促を止めてしまえば、明日からどうやって数字を作って行くんだと思われるかもしれません。しかし、現場にも何かしら無駄は落ちているはずです。それを見つけて止めて欲しいのです。

だから、倉庫などにある在庫を現金化して下さい。在庫の金額を圧縮して下さい。

次に備品や消耗品にメスを入れて下さい。大量購入などせずに、相見積もりを取ってから購入するようにして下さい。

何でも良いです。止めれるものをまず見つけて下さい。
現場のモチベーションが下がるという意見もありますが、経営的に見ると、まず支払いを止めたいのです。それをしないと資金繰りは苦しいままだからです。

このことは、経理担当者でないとわからないかもしれません。後は社長が、勘定元帳を広げてどれがカットできるか判断するしかないです。

でも現場の方の協力がないと血は止まりません。
状況に応じて意識も変えて行くことです。

ちょうど景気が最悪に近いくらい悪い状況です。今までのような甘い判断ではなく、厳しい目で経営していかなくてはなりません。従業員教育も業績アップ、事業拡大の指導から諸経費圧縮の指導をしないといけないようです。

流れている血が見えているのは社長と経理担当者だけというのは良くないです。従業員全員で血を止めようという意識を持って下さい。

経営改善はやはり血を止めることからです。
今現在、どこから血が流れているのか、会議などで教えてあげられてはいかがでしょうか?