いつも自分の中だけでもじもじ・・・

相談が実際にあるのは、銀行さんを通して。
直接、相談ってないです。

こちらにしては幸いなんですが・・・・

窮状に陥っている方から直接のご相談は意外とありません。
業績が今まで良くて、少し下がって来られた方が多いです。

窮状に陥るくらい厳しい状況になられる方は、何らかの原因があるのでしょう。
その一つが、他人に相談しないという癖です。

ブレーンの方や周りの方に相談するということがあまりないのではと思います。
いつも自分の中で解決されている感じがします。

調子が悪くなればなるほど、自分の中に閉じこもり、周りの方との情報交換や相談が減るのは良くないです。

本来ならばあちこち相談に行かれるのが良いのですが・・・

周りからどんなに良いアドバイスを受けてもこのスタンスを変えない限り、ずぅっと厳しい状況が続くのではと思います。

窮状に陥る会社は何らかの癖があります。
その癖を取り除かない限り、再生はありえません。

往々にトップの何らかの癖が業績に反映していることが多いです。
だから再生のために大事なのは、トップの行動を変えることです。

今までと同じことをやっていたのでは再生は難しいです。経営の中身よりもトップの行動です。

それと極力、自分の欠点を隠そうとしないことです。
全部さらけだして、何でも直接言って下さいという姿勢が欲しいです。

前職でコンサルタントをやっていた時のことを思い出します。
入社3年目、初めて一人で契約に行った若造の私にその社長はこうおっしゃいました。

「武内さん、今までのやり方が正しいのであればもっと業績が伸びているはずです。だから今までのことは置いておいて、武内さんの指導を真剣に受けたいと思っていますのでよろしくお願いします。」
とおっしゃいました。

私が何か凄い提案ができる訳ないです。でも自分を少しでも変えて行かないと伸びないということをその方は実感されていたのでしょう。

その当時その方の会社は、業績は伸びておられました。窮状でもなく、悪化でもないです。伸びている方ほど首を垂れる癖が付いているようです。