昔は、金の成る木とは、売上高構成比が高く、売上伸長率の高い部門や商品を指していました。

ところが状況がやや変わってきているように思います。
売上が伸びているからといってそこを伸ばすだけで果たして良いのでしょうか?

売上が伸びても固定費が同じ、利益額が同じなら意味がないです。さらに売上を伸ばそうと思った場合、人を入れないといけないなら、逆に利益は出ないです。未来への投資でしかないです。

ということは、目を付けるところは、
利益額が伸びているところ。
経費や固定費の低いところ。
を伸ばすことです。

実際の伸びしろとはここのことを言います。
バブルに浮かれて売上だけを伸ばす発想というのは危険です。
評価価値から見ても利益額の高い部門や固定費の低いところが高く、単純に売上だけ伸びているところは評価されません。

昨年来、景気がかなり悪くなり、ものさしが変わったということです。
このことを把握した上で、数値を見られることをおすすめいたします。

伸ばす、伸ばすというのは売上のことだけではないです。
その他の要素の方が大事になってきています。

現場の意識から変えないといけません。
売上から利益へ・・・

その転換を図れたところが生き残っていくような気がします。

視点を変えて経営をしないとたいへんなことになります。
是非、利益重視で見れる目を養って下さい。