一方的な報告・指示だけの会議やミーティングだけでは、人は育ちません。

テキストやレジメを作って勉強会をすることをおすすめします。
テキストやレジメを作るのは結構手間で、時間もかかります。面倒だからいいやと思ってつい作らない。

しかし、テキストやレジメを見ながら教えるという機会が欲しいです。
特に中小企業の場合は、講師はまず社長です。社長がテキストやレジメを作って教えないといけません。

社会人として基本的なことや技術的な事を外部の方に頼む前に教える必要がありあます。

私たちコンサルタントもそうですが、このテキストやレジメを作るという作業が一番、成長させてくれます。

いつもあのクライアントさんにはどんなテキストが良いかなぁと思いながら作っていきます。

最初は少々手間でも癖になれば、そんなに苦にはならないと思います。
字をかなり書かないといけないと思わないで、伝えたいとことまず10項目くらい列挙するだけでも良いと思います。

そこのテキストに従業員が聞きながらメモを取って行くというのが理想です。
うちの会社は忙しくてそんな余裕がないとおっしゃらずに、1か月30分でも良いですからそのような機会を設けて従業員をスキルアップして下さい。

このことができているかどうかが個人と会社の分かれ目です。

毎月、継続して行っていれば、いつしかそのテキストがマニュアルに変化しているかもしれません。よく従業員の方から会社の方向性がわからないという声が出てきますが、このようなテキストをしっかりと作って残して行けば少しは気付いてくれるでしょう。

まさか自分がテキストやレジメを作ると思っておられないかもしれませんが、一度チャレンジしてみて下さい。

出来不出来ではなく、自分に力が付きます。
徐々に言いたいこと、伝えたいことも多くなり、いつしか良いものが出来上がっています。

「私にできるかなぁ?」と言っていた方が、「伝えたいことが多くて30分では収まらなくなりました。」とおっしゃいます。

成功の反対は失敗ではないです。やらないことです。
だから、すぐ実践されませんでしょうか?