大きな意味での安定は良いことです。
しかし、身近な現場で安定を希望されると困ります。
スキルアップが大事だからです。

今のまま、定年を迎えたいと思っている30代・40代の従業員。
会社の経営が悪くても何とか定年までと思っている方がおられるようです。

でも経営側としては一番危惧する問題です。
モチベーションもスキルもアップせずに、安定志向に走る。
このような状況が社内に見られるようになると、業績は下降線をたどります。

やはり、安定そのものが夢と言うのは良くないです。
安定は、努力の結果です。安定のみを追いかけると、成長は見込めません。

職場に安定を求める意味をわかります。生活がかかっている訳ですから・・・
それに上司や年配の方が安定しているのを見るとつい同じような夢を描くのでしょう。

安定は過去のご褒美だと思います。
何もせず、会社が大きくなるのに乗っかって安定を享受できるということは、今の世の中では難しいです。

自分はあまり変わりたくない。
プレッシャーのない職場で仕事をしたい。
いつまでもこのままであってほしい。

若者の夢が安定へと走っているなら危険です。
本当の意味での夢と目標を与えてあげないといけません。

職場の環境がそうさせているのなら問題です。
そういう声が出てこないのが理想です。

自分が成長できる楽しみをもっと持って欲しいです。
会社に安定した成長を求めるのは良いですが、それによって自分も安定した生活ができるかどうかは別問題です。

会社の業績と同じで安定を求めるようになると、下降線をたどります。
安定を打破するような成長が必要です。

安定という言葉が出て来る職場ほど安定していないのが実情です。