組織は決まっています。
上司も当然決まっているはずです。
でも、悩みがある時、さてどの人に相談されますでしょうか?

私も時々、クラインアントの社員の方から直接電話をいただきます。上司の方はおられると思うのですが、なぜか私に・・・

言いやすいからでしょうか?

私も前職のサラリーマン時代、直属の上司よりも話しやすい方に悩みを相談していたような気がします。

組織は仕事上のことであって、実際は、気軽に話ができる人のところへ行くでしょう。

なぜこのような話題を取り上げるかと言いますと、昇格の条件で大切になってくるからです。業務遂行能力は完璧で間違いない。しかし、下からの評価がいまいち。

厳し過ぎて誰も寄り付かないようになっている方おられませんか?
そういう場合、どう対処すれば良いでしょうかと質問があります。

能力的には昇格間違ないのですが、本人の自覚がない場合があります。
悩みの相談がたくさんくるような方を本来、中間管理職にすべきです。単なる能力評価だけでは良くないと思います。

能力の高い人なんて世の中にいっぱいいます。しかし、従業員から悩みを打ち明けられる人はそんなにはいないでしょう。人事部があるからといって、直接人事部の門を叩く人はいないでしょう。

自分の席の周りを見渡して話しやすい人のところへ行くでしょう。
そんな人をいつでも受け入れることができる人、心の広い人を登用されませんか?

能力の高いことも大事なんですが、それだけでは世の中は通用しないようです。悩みの相談が来る人になる。これも立派な人間力評価だと思います。

歳を取っても悩みの相談が来ない人は、ひとり席で孤立するでしょう。

評価シートで査定しなくてもわかります。
評価シートの中に出てこない項目で大事なことはたくさんあると思います。

でも悩みの相談がたくさんくるのも問題ですが・・・

評価シートに出てこない項目で、中間管理職の要件として大事なもの、チェックされていますでしょうか?

どうも比重はそちらの方が高いような気がします。