私たちコンサルタントから見ると、攻めの経営者の方がお付き合いしやすいです。いろんなプランをお考えになられますので、それを整理して実現可能なものから優先順位を付けて実践していきます。

ただし、手綱を引いておかないと突っ走られます。
よく奥様から、「武内さん止めて!また社長が何かしようとしている!」
と相談があります。

一方、守りの経営者の方は、大きな数字のブレはありません。
攻めのプランをあれこれ考えたりせず、慎重に駒を進められます。
経営体質を強化するための諸施策は即実行、結果を出されます。

ところが一巡すると、次の一歩が重くなります。
なかなか新しいことには着手されません。

両方とも長短はありますが、常に何か新しい芽を考えておかないと、内部体制強化が終わった瞬間、足踏み状態になってしまいます。

その時、やっぱりプランがたくさんある方がやりやすいのは確かです。
ないところから考えるとなると苦労します。

攻めた後の守りなら良いのですが、まず守ってからとなると、いつまで守るのか?攻めに転じるタイミングが難しくなります。

守りでも構想のある守りをされている方なら良いですが、守り一辺倒では・・・

あるいは、他の役員の方に攻めを担当されている方がおられるなら安心です。
ネタは豊富に出てきそうですから・・・

今のような不景気にはどうしても守りに入られると思います。
しかし、守り切った先のことも視野に入れておかないといけません。

守りは次の攻めのためにあります。
攻めることを止めると後は縮小だけです。

決して規模を拡大することだけが良いとは思いませんが、次のチャンスの芽を見極め、仕掛けていくことも大事だと思います。従業員の方のモチベーションにも関わってきます。

攻めのこといつも考えている経営者の方との会話がやっぱり楽しいです。今辛抱していてもいつか必ず。。。

その思いの強さが次の事業展開の糧になっているのだと思います。

自分自身も次の展開を考えておかないと・・・