企業訪問させていただき、世間話になります。
不正の話がよく話題に出て来ます。その際、「よくある話ですなぁ。うちでもあるかもしれんなぁ。」
という答えが返ってくることが多いです。

それで良いのかなぁと思います。
そう思っておられるということは、社内に何かしらあるのでしょう。

不正を正すという姿勢が幹部役員からあるのでしょうか?

そのままにしておき、大きな問題になるまでは皆黙っていて、手を付けないということになっていませんか?

これは、かなり危険です。
不正の温床があるのに、それを解決しようとしない。
誰も言わない、避けている。

トップ自らが、改革の旗振りをしないと会社は良くないです。時には、悪者を進んでやるくらいが必要です。

従業員からの告発が出てきてからでは遅いです。遅すぎます。

そんなことくらいどこにでもあると思っていること自体、おかしな話です。
自分で解決しようとは思っておられないのでしょうか?

不正でなくても気付いた人が手を上げ、旗を振る。
そういう社風が生まれないと企業は成長しないのではないでしょうか?

企業の改革スピードについてこれない社員は仕方がないです。
逆にそれくらいのスピード感のある改革でないと意味がないということです。

「うちもあるかもしれないなぁ」
という答えが返ってくると、少しさびしくなります。

即、改善・改革しようという姿勢が欲しいです。
世間話からその企業の体質が見えてきます。

世間並ではダメです。
気付いた瞬間がスタート!
誰でも良いです。旗、振って下さい。

旗振り役が少なくなったと嘆いておられますが、中小企業の旗振り役は社長しかいません。

社長の旗振り、待っておられる従業員がおられるかもしれません。
いつでも旗が振れる準備はしてて下さい。