伸びしろではなく、下げしろ?
こんな言葉は世の中にはないですが、実際、市場が縮小、人口も減少し景気も悪いとなると、単純に前年対比で数字が伸びるような計画を組んでも良いものだろうかと思います。

金融機関などへの提出の場合は、少々お化粧した数字で良いかもしれませんが、実態に合っているのかどうか不安です。

もう右肩上がりの時代ではないです。このまま横ばいと言うのも甘いかもしれません。勇気を出して、徐々に下がって行くかもしれないという計画書に修正した方が良いのではと思います。

実態に合った数字にすること。これが一番大事です。伸びしろがあったとしても市場が縮小しているなら大きな期待をかけることはできません。

しかし、現実的に右肩下がりの計画を組むことはできません。そうすると経営を継続することができなくなるからです。

数字が下がって行く分、何かで補うような計画が必要です。新しい商品・サービス、あるいは新チャネル、新規事業などそのような要素が盛り込まれていることが理想です。

下がるばかりの計画では経営が成り立ちません。計画書の中にはっきりとした数字は読めなくても新しいものをどれだけ組み込むことができるかそれが大切です。

どちらも大事です。ますは今の事業が今後どのように推移して行くのか読むことです。一方、下がる市場を補うために新しい戦略をどう組み込んで行くか、これも早急に手を打たないといけません。

現業が未来永劫安全だとは言い切れません。新しいものに着手することに遅れた方が苦戦されます。

まだ大丈夫だろうと思っていることが一番危険です。少しでも市場が縮小して行きそうだと予測されるなら、どこかで切り替えが必要となってきます。

舵取りは経営者にしかできません。
新しい芽を少しでも見つけて、育てて行くことが大切な気がします。

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