昔は、目先の業績アップに目が行っていました。依頼内容もそのことが主でしたからそれで良かったのだと思います。少しでも業績が上がれば、それが起爆剤となって軌道に乗る。また少し調子が悪くなれば、依頼が来て、新しい販促手法で業績改善を図る。この繰り返しでした。

しかし、今はどうなのかと言いますと、ちょっと様相が変化しているように思います。

今良くてもどれだけ続くか・・・
応急処置はできても根本的な解決策になりません。将来のことを想定して、改善・改革をして行かないと付け焼刃的な対処療法になってしまいます。

だからよく以下のような質問をトップの方にさせていただきます。
将来、今の事業はどうされるお考えですか?
後継者はどなたかおられますか?

中小企業の場合、どちらも決まっていない、わからないという答えが返って来ることが多いです。目先の業績アップで手一杯。将来のことなど考える余裕がないといった感じです。

今を一所懸命頑張れば、いつか良いことが起こるだろうというのもわかりますが、もうそんな悠長なことを言っている時代ではなくなったような気がします。

なるべく決断は先延ばしにしたい。わかっていても触れたくないという気持ちもわかりますが、それでは健全な経営ができないのではと思います。

できれば今よりも将来のことを先に考えて、そのために今どうあるべきかを考えるのが妥当ではと思います。

だからコンサルティング内容も未来が見える形を考えています。それが見えないとやはりきついです。

最後はどこへ落ち着くのか、あるいは伸びしろはどこまであるのか、それを見極めない限り良い提案はできないのではと思っています。

今よりも近い将来をどうするのか、それがやはり気になります。
いつか大きな決断しないといけない日が来ます。そのためにも早めに計画作りと事業の大掃除が必要かもしれません。

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