昇進・昇格はどの企業でもあると思います。誰しもうれしいものです。会社から評価してくれていると思うとやる気が倍増します。家に帰っても温かい言葉や手料理が待っています。いいことずくめです。

でももう一つうれしいものがあります。会社や家族以上にうれしいもの。
それは直属の上司からの評価です。この方に評価していただいたんだと思うと本当にうれしくなります。厳しい言葉やきつい仕事も吹き飛びます。

会社という組織に属していると、会社からではなく直属の上司から評価されたと思うとうれしいものです。ついてきて良かったと思います。

この時の上司の褒め方で、この方の今後の成長が決まります。また上司の方自身の成長も決まります。

昇進・昇格は、俺の推薦なんだ!とは思わず、素直に喜んであげて欲しいです。言葉もかけてあげて欲しいです。特に、昇進・昇格に値した理由を伝えてあげて欲しいです。

良い上司の客観的な条件は、昇進・昇格者の数です。それだけが評価の対象とは言いませんが、あの人の下で働くと出世が早い、適切に評価してくれると思われると必然的に良い人が集まってきます。

日本人は褒めるのが苦手な民族のようですが、褒め方、評価の仕方で人は変わります。できれば大化けするくらいの言葉をかけてあげて欲しいです。

言葉だけでなく、できればプレゼントも・・・
男にとって上司からいただいたものほどうれしいものはないです。お金以上にうれしいです。

節目、節目でそのようなことが自然とできることが、良い上司の条件だと言われます。

部下を喜ばせることが大事です。お客様を喜ばせることは、皆プロですが、部下に接するのは苦手だという方よくおられます。でもそれだけではダメです。記念になるようなものを部下の方に贈ってあげて下さい。

このプラスの連鎖が会社に伝統として残ると、会社は成長すると言われます。
物をあげるのは大義名分がないとなかなかできないものです。昇進・昇格時には贈り物をする癖を付けた方が、次の出世を約束されているのかもしれません。