ある社長の一言。

言い当てていると思います。デューデリ後の改善改革の実行は自社でやれないこともないと思います。ただし、精度がどこまで上がり、成果がどれだけ出るかとなると疑問です。

それと今までと同じメンバーで改善・改革を行うとなると、大きく変化することが難しくなります。

だから今回は、お願いしますと依頼があるのだと思います。

自分でできる、自分でやったつもりになることが一番怖いです。デューデリ後の実行支援を依頼されるかどうか、そこで決まるように思います。デューデリは調査や精査であって何ら改善・改革ができた訳ではないです。現状がやっとわかったというだけです。

そこから先をどう進めるのかが一番大事です。猶予期間はそんなに残されていないはずです。

社員の方々は、自分たちでできると思っていても、現実はそんなに甘くはないです。計画書通り行かないことが多いです。

また経営改善計画書は、一度書くとそれで終わりではないです。毎年、期末に次年度のものを作成することをおすすめします。

銀行支援を受けなくても良い会社の方が自主的に作られています。作って、わざわざ毎年銀行へ行かれ、説明されます。

おそらく自分への戒めなのでしょう。甘~い経営をしていてはダメなので、自分に厳しくするためになさっておられます。でもこれが理想のあり方だと思います。

銀行のためではなく、自分のため。

作成したとしても環境変化やマーケット動向で見直すことが出てきます。だから必ず、半期に一度は再精査する必要があります。

それも自社内で行っていては弱いです。同じことの繰り返しになります。外部の方を使ってより厳しい目でチェックされることをおすすめします。

良いものではなく、より良いものにするためにどうすれば良いのか、ベテラン経営者の勘が当たっているような気がします。