経営計画書はよく作られると思います。ただし売上高がベースです。
でも今必要なのは利益。売上の規模ではないです。だから利益計画書が必要な気がします。

以下のようなものが折り込まれた計画書がありますでしょうか?
1.原価率低減の施策
2.販売管理費の削減計画
3.在庫の削減計画
4.人件費の削減計画
5.人時生産性アップの施策
6.在庫回転率アップの施策

できれば、検証できるような具体的数値に落とし込むことが大切です。
このような精緻な計画書を作成しない限り、利益は出ないと思います。売上高主体の経営計画書で走り、期末に締めてみると利益が出ていなかったということがよくあります。

理由は簡単、利益を出すための計画書がないからです。作られるとしても窮状に陥った時だけ。銀行に提出を求められた時だけでは寂しいです。

社内で利益創出チームなどを作られて、進めないと誰も作りません。売上高が基準になっているのは悪い兆候です。経営計画書も売上ベースの数値の羅列から脱却しないと意味のないものになってしまいます。

実際、売上については読めない部分があります。なかなか計画通りには行きません。

逆に利益創出計画はやったかやらなかったですので、結果検証がしやすいです。
ある程度進捗状況も読めます。

できれば部門別にも落とし込みたいです。そうすると、評価価制度の中にも組み込むことが可能です。

景気が悪くなってくると経営では売上以外の部分の比重が高くなってきます。それを評価する基準作りをしないと計ることができません。

利益計画書を作成することが必須です。今からでも着手されませんでしょうか?

期末に笑って新年度を迎えるためにも是非、作成しましょう!