それは過去の話。
特に老舗企業の方ほどこの思いが強いです。

なぜ自社が一番だと言えるのでしょうか?社歴が古く暖簾があるだけではもう一番企業とは言えないと思います。

その思いが強い分、改革が遅れます。
常に自社が一番だと思わないことが大切です。後発でどんどん素晴らしい企業が出てきます。お客様に支持されるように改善してこられます。

慢心していると、大きく変化しなくても体力勝負になるとうちが勝つからと思ってしまいます。

過去に一番だったことを忘れること。老舗であることを捨てること。
それでないと残っていけないのではと思います。

トップや幹部にこの意識が強いと重症です。何を持って一番とか強者と思っておられるのでしょうか?

お客様から一番だと言われたり、認められた企業が一番です。逆に歴史が長い企業でトップを維持されている企業は、常に新しいものに着手し、改革を行っておられます。

だからどんな小さな企業でも長所を認められます。伸ばされている理由がどこかに隠されているはずですから、それを必死に探されます。その姿勢がまた、自社の成長につながって行きます。

「あの会社は最近伸ばしているようですが、規模的にはうちの半分以下ですから、まだ大丈夫だろう。」なんて悠長なことを言っていたら、売上規模では勝っても利益では負けることになります。

それと大事なのは事業なので勝ち負けではないです。利益を出し続け、従業員満足を上げ、お客様満足を上げなくてはなりません。そのためには、どんな小さな情報でも活かそうというものがないとうまくいかないのではないでしょうか。

トップの言動でその会社の状況がわかります。危機感を持って事業を行うことです。

常に一番ではないと思っている人が、一番の方のように思います。