もうそろそろ新年度。昇進昇格者の発表もあると思います。
いくら規模が小さいからと言って口頭だけで済ませるのは寂しいです。規模に関係なく辞令を渡されることをおすすめします。

この辞令も渡し方が大事です。できれば、全体会議などで一人ずつ手渡しされることです。

それともう一つ大事なことがあります。
昇進・昇格の理由です。何の説明もなく、紙切れ1枚いただいてもうれしくないです。モノやお金を渡して下さいと言っているのではなく、理由を必ず伝えてあげて欲しいです。

コツは、辞令の裏に、「○○さんの△△△△の部分を役員全員で高く評価させていただきました。会社に貢献いただきありがとうございます。これからも引き続き頑張って下さい。」
と社長の直筆で書いて下さい。

中小企業では何百名も昇進・昇格者はいないはずです。多くても10数名くらいです。それくらいの数なら、是非、手書きで書いて下さい。社長からの一言が一番効きます。

どこを社長は評価してくれたのか、役員の方々は自分のどこを認めてくれたのか?欠けている部分がまだまだあるのはわかりますが、言葉にして伝えてあげて下さい。

会社の成長は、この辞令のあり方にあります。ただ何となく行うのではなく、辞令に意味合いを持たせることです。そうすると、お金ではなく、会社からの評価に興味を持つようになります。

愛社精神はこういうところから生まれてくると思います。よし!俺も頑張るぞぉとか、俺もあのように評価されてみたいなぁと他の従業員のやる気を引き出すきっかけにもなります。

お金で評価するのではなく、社長の評価や会社からの評価が大事です。
まだまだ足らない部分があるので慢心されても困ると思わないで、昇格理由を言ってあげて下さい。

それが一番効果があります。
会社の未来は、この辞令の渡し方にかかっているかもしれません。