従業員は頑張っている。給与が低過ぎるという議論が始まります。
しかし、給与を20%・30%アップすれば、業績は回復するでしょうか?
業界平均に対しての給与が低いことが業績低迷の原因でしょうか?

聞いていると、どうも従業員の視点なんです。皆さん、やさしい方が多いです。
そのような考えでは、役員失格と言われても仕方がないかもしれません。

大事なのは経営者発想することです。

「あなたは経営者側ですか?一従業員ですか?」と聞かれれば当然経営者側のジャッジをしないといけません。

従業員の方の給与水準を上げることは大事ですですが、それ以上に業績低迷の経営責任があります。

従業員の能力を引き出すことができなかったことが一番の原因ではないでしょうか?

人件費をどう抑えるかもつねに考えておかないといけません。固定費を下げることも大事な仕事です。

また毎年各従業員がスキルアップ、レベルアップするような教育を行っているかどうかです。結果だけでなく、プロセスの見直しが大切です。

この議論を続けていると、最終的にはどこに行くかと言いますと、役員の交替ということになります。業績低迷は、自分の能力のなさだというところに行きつきます。

名ばかりの役員では、厳しいです。経営側の視点の物事を考え、判断することです。従業員の方が可愛いのはわかります。でも会社を潰してしまっては意味がないです。

どうやって軌道に乗せるか?
そのためには何が必要なのかを考え、実践することです。

人件費が低いということよりも一人当売上高や一人当粗利高の低さを改善する方が先です。

利益を出さない限り、給与の問題を改善することは難しいです。
皆おわかりのはずです。議論すべきは、利益を出すこと。

給与以上に生産性をどう上げるか?その視点で見ることが大事なような気がします。