一つのことしかできない人はいらないとか、社員にはしないというところが増えてきているようです。

特別難しいことをする訳でもなく、率先して社内やお店の中の仕事について複数出来るようになるだけです。

でも変なプライドが出てしまって、なかなか自分から
「お手伝いします」と言えないもののようです。

しかし、今後キャリアアップをお考えなら、多能工になる必要があると思います。会社としても積極的に多能工を作るべきです。

仕組みや取り組み方は皆さんご存知です。
壁になるのは、組織風土です。

誰が何をやっても良い。
積極的に学んでいただいてキャリアップしても良い。
という環境づくりをするのが難しいようです。

聞いても返事もしてくれないとか、嫌な顔をされるともう止めとこうと思います。

そのようなことが起こらないように、まずは中間管理職の方の教育が必要になってきます。中間管理職の方の対応一つで多能工化の成否は決まると言っても良いのではないでしょうか。

業務の多能工化が進めば、効率が図られます。
逆にそれを阻害するような方が社内にいない、あるいは居づらくなるような環境を作ることです。

多能工=キャリアップと同じです。
できれば自分から率先して、学ぼうという意欲のある方が出てきて欲しいです。
今の仕事で十分。新しいことは覚えたくない。仕事が増えるから・・・
では困ります。

本当に最終的には、トップや上長の育て方次第だと思います。
従業員を良い意味で甘やかさない。
厳しく自分の役割と次のステップを明示してあげることです。

そうしないと居場所がなくなる可能性があることをはっきりとお伝えされるべきです。

パートさんの多能工、何でもできる方。
この人がおられるところが一番利益が高いです。

多能工づくり、やはり教育にかかっているような気がします。