もうそろそろ新人さんが入ってきます。準備に追われているのではないでしょうか?

今年の新人には気合を入れて教え込んで、戦力化してやると思っておられる方も多いと思います。

でも面接時にこいつはと思っていても実際に会社に入ってみると、そうでもないことが多々あります。面接側の評価どおりにはならないことがあります。

やはり人間ですので、その方の環境や意識で変わってきます。それに学校を卒業したばかりの方は真っ白です。逆に言うと染まりやすいのかも・・・

どんな上長と出会い、どんな職場に配属されるかによって人生は大きく変わるような気がします。

よくいろんな経営者の方のお話をお聞きして学ばせていただいたのは、
「武内さん、面接時に大事なのは、優秀な人や能力の高い人入れようと思わないことですよ。」
とおっしゃいます。

どの企業も優秀な方、能力の高い方が欲しいはずです。でもそのような視点で採用してはいけないとおっしゃいます。

優秀な方や能力の高い方は、自社を評価して自分を高めることができないと判断すると次の職場へ移っていきます。会社を好きになる以上に、自分の能力を発揮できる職場を探されます。

「だから、一緒に長く仕事をしてくれそうな方を採用するのが賢い採用の仕方ですよ。」と教えていただきました。

長期雇用が一番のローコスト戦略です。能力が高くても1年や2年で辞められたら会社としては良くないです。

そんなに飛びぬけて高い能力を持っていなくても自社の環境に慣れていただき、その中で力相応の能力を発揮してくれればそれで良いらしいです。

能力が高くても自社の体質合わないことをされては困ります。
会社に合わせてくれる人。
一緒に長く仕事をしてくれそうな人。
を極力選ぶべきだそうです。

これが中小企業の身の丈に合った採用のあり方かもしれません。

採用は企業の特質が一番表れると言われます。
皆さんは、どのような採用基準で面接をされていますでしょうか?