オーダーの通ったものや営業部から指示が来たものを作っているだけでは、工場です。

気の入った仕事をすることを心掛けないと、お客様との距離が遠くなる一方です。やはり少しでもお客様のところへ行くべきではと思います。

よく店調理長さんになって下さいと伝えています。
調理場を統括するだけでなく、時間があればホールやサービスの仕事も手伝ったり、顔を出して下さい。

それにホールやサービスのスタッフとの会話も大事です。どのような状態で自分たち作ったものが出ているのか確認も必要です。

どうしても調理場にこもりがちになります。元々、人前に出るのが苦手な方が多いと思います。しかし、自分たちでこれで良いと思っていても客観的な評価はどうなのか別問題です。

自己評価は評価ではないです。お客様に評価されて初めて評価です。

お客様の声を聞かないと、徐々にニーズから離れて行きます。
お客様に支持され続けるものを作るなら、実際にお客様のところへ行き、ごあいさつしながら、声を聞くべきです。

調理長さんにそういうことをされると、お客様は気持ちが良くなります。
おそらく何でも話してくれるのではないでしょうか?

今の現状に満足していなかったり、何かもう一つレベルアップしたいとか、調子が悪いと悩んでおられるなら、是非、お客様のところへ行って意見を聞かれてみて下さい。

どんな店、事業でも同じです。料理がおいしくないと評判を落とします。店は古くなります。しかし、いつもピカピカに輝いているのは、料理です。

輝き続けないと、レベルアップし続けないと、お客様は逃げて行きます。

それと必ず、調理場とホール・サービスのミーティングを頻繁に行うことです。別々の職場になっていませんか?

調理長さん、あなたが一声かけて下さい。
一緒に盛り上げていかないと廃れて行きます。

調理場がどこまでお客様の顔を見ているかで業績は変わってきます。