先日、採用は行っていませんか?と私のブログの問い合わせにメールがありました。

一人で頑張っていますので、丁重にごあいさつさせていただきました。

経営コンサルタント志望の方も徐々に多くなっているような気がします。私たちが学生の頃は、世の中に認知されているのかどうかという状況でした。

私は高校1年生の夏くらいに経営コンサルタントになってみたいと思い、進学しました。

卒業年に大学の先生に相談すると、「個人で経営コンサルタントをやっている友人がいるので紹介してあげるよ。」とおっしゃっていただき早速面接に言ったことを覚えています。

しかし、その経営コンサルタントの先生は、「うちのような小さな事務所にいるよりも大手の経営コンサルタント会社でいろんなことを学んで、腕を磨きなさい。開業なんてすぐできるよ。大事なのは若いうちにどれだけ力を付けるかです。そのことを第一に考えなさい。」と言われました。

それで、方向転換して、株式会社船井総合研究所の門を叩いたわけですが・・・

新卒で入り、そこから起業して早2年。20年間のコンサルタント生活です。
資格は何一つ持っていません。過去の経験と知識しかありません。

経営コンサルタントは名刺にそう書けば、誰でもできる職業です。でもクライアントに認めてもらわないといけません。そうでないと仕事の依頼は来ません。

だから経営コンサルタントになるには2つの方向性があると思います。

国家試験を受け、資格を持つこと。
もう一つは、よくビジネスパートナーの株式会社ニッサン・コンサルティングの西口社長がおっしゃるのですが、大手に勤めていたことが立派な資格になると・・・

個人でコツコツ資格を取って少しずつ大きくなる。
あるいは、大手の経営コンサルタント会社に勤めてノウハウをすべて吸収する。
どちらでも良いと思います。

自分の体質に合った方を選べば良いと思います。

良くないのは、どちらもない場合です。
普通に勤めていて、ある業務に精通していて、そこからいきなり経営コンサルタントになろうとしても無理です。

技術や能力以上にクライアントに認められることが大事だからです。
おそらくそのことが分かった瞬間、仕事の依頼が来ると思います。

それと成功するまでに時間がかかることを覚悟することです。
3年や5年のスパンではないです。最低10年、20年経ってやっと良い仕事ができると言われる業界です。

そこには、人脈作りも大事になってくるからです。人間性の向上も図らないといけません。あらゆる面で成長しないといけない仕事です。

人の3倍努力する根性があるかどうか?
一生この仕事をしたいと思える人でないと、きついと思います。

でも楽しい仕事です。いくつもの会社を見ることができますので、人の3倍は生きている感じがします。

経営コンサルタント志望の方、是非、素晴らしい人生にして下さい。