止めること、やめることができない?

事業をスタートさせるのは実は簡単です。誰でもやろうと思えばできます。
しかし、今の事業を止めることは数十倍のパワーがいります。

それがなかなか決断ができません。
自分が言いだしてスタートした事業なら尚更。

あぁ・・・どうしようかと手をこまねいている経営者の方、多いです。

撤退ほど難しい選択はないです。

でも撤退の件だけは、経営者にしかできません。

どのような状態になるとクローズするか、それを判断するのが経営者の仕事。
前向きな判断は、現場の長の方でもできます。

しかし、赤字部門をすべてカットすれば健全な経営になるかと言えば、そうは行きません。事業はいろんな形でリンクしているからです。黒字部門だけ残せば、経営が成り立つなら皆なさっているはずです。

止め方が大切になってきます。

傷口が大きくならないように慎重な判断が必要です。
最終的には誰も助けくれません。自分で決めないと・・・

一番嫌な仕事かもしれませんが、経営者の仕事です。

早く決断して、新体制で臨む方が楽です。
決断が遅くなればなるほど状況は悪くなって行きます。

悩まれているなら、外部の方の客観的な意見や診断を参考にされても良いと思います。

背中を誰か押してほしい。
そんな思いではないでしょうか?

経営では止め方が一番難しいとよく言われます。
どんな止め方をするかで、今後の成否が決まるような気がします。