原価率が想定したものよりも上がっている。
目の前で作っていただきチェックしても間違いはないようです。

なのに、なぜ、原価率が上がっているのか調査しました。

厨房からは間違いのない完璧に近い商品が出ています。
追跡調査を行っていると意外なところから原因が発生していました。

接客サービスの方が、提供間違いを犯しているようなのです。
忙しいのはわかりますが、絶対にやってはいけないこと。

それでオーダー間違いはどれくらいあるのですか?
とお聞きすると、「1日数回」

えっ!1日数回もあったらたいへんです。

これでは原価は上がる一方。
ミスの発生原因を突き止め、根本的にハウスルールを作り変えないといけません。

実はその時、思ったのは、厨房さんはこれくらい間違わないだろう。大丈夫だろうという思い込みがあることです。これが一番危険です。

誰にでもわかるように通すこと。
時にはメモなどで書かせること。
厨房から確認の声をかけてあげること。
などをもう一度見直さないといけません。

また、リーダー不在というのも大きな原因のようです。
しっかりしたセッターさんがいれば良いのですが、だれが責任を取る訳でもなく、ただ作業をこなしているだけでは良くなりません。

でもリーダーさんがいなくても回る仕組みが必要です。
絶対に間違いが起こらないルールづくりです。

ルールづくりから逃げてはいけません。
それを疎かにすると、まち同じ間違いが発生します。

間違いが起こった時には、すぐ修正、すぐルールづくりです。
根っこのところまで掘り下げて対策を打たなくてはいけません。

意外なところに原価アップの原因が潜んでいます。
自店は大丈夫だろうではなく、必ず見直して下さい。

ロスの発生原因の究明、それが店長の大事な仕事です。