どの店も棚に空きスペースはないです。定番商品で棚は埋まっています。ところが新商品はどんどん出ています。テレビCMでやっている商品ですら、並べたくても並べることができない状態です。

店としては定番比率が上がれば、オペレーションは楽です。決まったところに決まった商品を並べるだけで済みます。後は価格変更があった時だけプライスカードを変えればOKです!

しかし、これではお客様が飽きてしまいます。売場に変化性もなくなります。いつも同じは安全のようで、実は一番危険なことです。目新しさがどこかにないと楽しくないです。

新商品を並べるスペースがないから新商品を扱わなくなると、店の売上が落ちて行くでしょう。何とか新商品も陳列できるように工夫する必要があります。

新商品を入れる場合、まずカットする商品を決めないと、扱い商品数が増えるだけになります。これも注意が必要です。

実際には、売場の中でどこかテストマーケティングができる売場があっても良いのではと思います。例えば、エンドは特売商品だけでなく、テストマーケティング用の売場として活用しデータ分析されても良いのではと思います。

それもお客様にあえてわかるように、テストマーケティングを実施していることを知ってもらうような告知をすることです。あぁこの商品が今度出た商品なんだ!一度買ってみようを思わせる仕掛けが必要です。

期間を決めて販売数量をチェックし、目標数量を超えれば定番化を考えるといった感じです。

このような遊びの部分が売場にないと、お客様の買い物が楽しくなりません。利益を出すとか集客を図るという意味合いではなく、お客様に楽しんでもらう、一度購入していただくための提案売場が必要な気がします。

販売期間も決められたり、あるいは現状の販売数量なども告知されてみてはいかがでしょうか?

そうするとメーカーも力が入ります。様々な販促企画物を持って来てくれるでしょう。自店が周りの競合店と競う以上に、メーカーは他社との競争に勝とうと必死にやってくれると思います。

新商品を上手に活かす方法を考えることが大切なような気がします。棚にそっと隠れているだけでは商品が輝きません。新商品がどこよりもいつも早く入っている店というのは、新しい店に感じます。

どの店も完成度が高くなっているからこそ、新商品の扱いで差が出てくるような気がします。

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