オープン景気と言われる、新しい店のメリットは長くて1か月です。そこからが本当の店の力。新しい店にはお客様は入ってくれます。1カ月経ってからが勝負です。

オープン前にはあまり想定されていない方が多いです。何とかオープンさせることに専念されていて、オープン後の対策については立てられていない、その時になってみてから考えるということが多いです。

ところがオープンしてから3週間くらいすると状況が変化してきます。オープン当初は珍しさもあり、お客様は入ってくれます。このまま行けば大丈夫ではと思うのですが、実はそうはいきません。

急にお客様の数が減り、売上も減ってきます。その時初めて、あれはオープン景気だったのだと気付かれます。決して自店の力ではなかったということです。

大事なのはオープン後も順調に軌道に乗せることです。マーケティングでよく言われますのは、オープン時の売上を早く超えることです。オープン時の売上を超えることが一つの目標になります。これを早くクリアしないと、ズルズルと過去の栄光になってしまいます。

オープン後の立て直し策も考えてオープンされるのが理想なのですが、なかなかそうも行かないのも事実です。ちょっとおかしいなぁと思えば、すぐに対策を打つことです。

オープン時というのは、まだまだお店に対する認知度が低いです。こまめに知っていただくための販促手段を打つことです。

それと目先の集客効果を上げる施策と今後の方向性を少しずつ修正されて行かれるのが良いと思います。お客様のニーズがどの辺りにあり、どうすれば良いのか再検討することです。

必ずしもオープン前に想定していた通りに行かない場合もあります。修正、修正を繰り返して店は強くなって行きます。オープンしてすぐに繁盛店になるということは少ないです。

オープン1カ月後からが本当の勝負です。早め早めに対策を打ち、お客様のニーズと自店に対する評価を的確に分析することが大事だと思います。

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