この言葉をいただくと店側は安心されます。間違っていなかったんだ、商品に関しては高評価をいただいたんだと思われます。

でもこの言葉の評価が実際には微妙です。友人や常連のお客様からいただいた場合、それがストレートにその店の評価かどうかはわかりません。悪い部分があったとしてもなかなか言えないものです。

それに悪いところがあったら言って下さいと言っても難しいでしょう。日本人はそういうのが一番苦手です。

店の評価は、売上を基準とされた方が良いと思います。美味しいという言葉をいただいているなら、売上が上がっているはずです。美味しいと言われているのに売上が上がっていないとなると、何か原因があるはすです。

実はクライアント先へ訪問させていただいた際に、お客様からの評価はどうですかとお聞きすると、ほとんどの方が「美味しい」と言ってくれていますとおっしゃいます。でも売上データを見せていただくと売上は下降線です。

競合店が出てきたり、大手が出店してきたので売上が下がったのでしょうか?
町の人口が徐々に減ってきたので売上が下がったのでしょうか?

そのような要因もあるかもしれませんが、やはり真摯に考える必要があると思います。

お客様は不味かったとはおっしゃいません。美味しかったよという言葉を鵜呑みにしていると危険です。

美味しいレベルを超える必要があります。そのような言葉をいただいた時に初めて喜んでも良いのではと思います。

美味しいのは当たり前。びっくりするような美味しさで、また来たくなるような味。友達や仲間を連れて来たくなる味。そういうのを日々追いかける必要があるのではないでしょうか?

美味しいかどうかは、売上データを元に判断すること。それが一番のような気がします。お客様の評判は売上に現れます。気を付けたいと思います。

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