食べ物を扱っているため衛生管理が大切だという意味で綺麗な状態を保つのではないと私も教わりました。衛生管理だけでなく、商売の根本の大切なものがあるようです。

綺麗な状態に保つということはすべてに通じます。それがセンスにつながって行きます。お客様が入店されて何となく気持ちの良い店というのは、綺麗にされています。店だけでなく店員さんも綺麗です。

綺麗にするということは、店のことが見えてくるということです。出来ている部分、出来ていない部分が見えて日々精進することができます。

商品でも同じです。どんなに味の良いものが作れても盛り付けが上手でないとお客様を感動させることはできません。日頃からのセンスがメニューに現れます。一品一品真剣勝負で商品を出しているかどうか?

実際には、それをチェックする人はいません。自分の心との勝負です。納得の行くものしか出さないという約束がセンスにつながります。

だから、女将さんが口うるさく、「綺麗にしなさい!」と店内を走り回られます。それが商売の原点なのだと思います。

持ち場によっても違うかもしれませんが、自分のユニフォームを大事にして、汚さないように仕事をしている人は、プロだと言われます。この持ち場は自分しかいないので、汚しても他人に迷惑をかける訳ではないので大丈夫と思って仕事をしていると成長しません。

身なりが綺麗な人は得です。他のものもすべて綺麗なのではと思われるからです。

綺麗にすることによって、お客様に支持されます。贔屓になっていただけます。
意識してそうしたのではないと思いますが、毎日の心掛けがお客様の心を打つのだと思います。

センスの良い店やメニューにしようと思えば、やはり綺麗にすることからだと思います。自分との約束に勝つこと。その強い意志がないと続きません。

プロは自分の心の中で決めたことは絶対に守られます。自分に勝つということは他人や競合店に勝つよりも難しいことだと言われます。

綺麗な店、綺麗なメニュー、綺麗な人の3点が揃わないとお客様からは高得点はいただけません。

プロを目指すなら、まずは自分の身なりから厳しくチェックされてはいかがでしょうか?

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