町の活性化で祭りやイベントが行われていますが、どうも屋台は人気がないようです。私たちが子供の頃とは様相が大きく変化しています。屋台を見つけると走って行っていた風景を見ません。

昨日は、生まれ育った町の大きな祭りがありましたが、状況は同じです。それと主役だった男の子はいません。特に中高生が少ないです。

祭りの定番は屋台でしたが、屋台が並んでいる空間だけ昭和の匂いがします。レトロ感あって1件ずつ覗いてみたくなるのは私たちの世代の人だと思います。若夫婦や子どもたちはどんな気持ちなのでしょうか?

もう屋台を並べて集客を図ろうということ自体が厳しいのかもしれません。子供のおもちゃも今はゲームが主です。食べ物もおそらくハンバーガーやフライドチキンの方が子供は好きだと思います。

目的やテーマを明確にして、どのように集客を図るのかを練り直す必要があるように思います。

それと時流は、お金を出して何かをするというよりもイベントに参加して、時間を楽しく使うということに移行しているような気もします。

昔は、親から祭り用のお小遣いをもらって、何を買おうか友達と相談しながら参加していたような気がします。しかし今はモノが溢れています。走って並ばないと買えないような商品はないです。お金を使うという場から何かをして小さな思い出を残すことが大切なのかもしれません。

祭りの参加者も高齢の方か小さい子供さんが目に付くようになると、少し心配になります。若い人が参加しない、あるいは元々町に少なくなっているとなると祭りのあり方も考え直す必要があります。

もう全世代の方に参加して楽しんでもらおうというのは難しいのかもしれません。地域の方が気軽に参加出来て、お金を使う訳でもなく、時間を楽しく使う時代が来たような気がします。

屋台へ向かって走って行く子供はもういません。自分たちの子供の頃の憧れを引っ張っていても活性化にはつながらないでしょう。今の時代に合った、活性化のあり方を考える時が来たような気がします。

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