ファミリー全盛の時代からお一人様マーケットが伸びる時代へ。
飲食店などでもカウンター席を強化したり、夜の定食メニューを出してみたりと、お一人のお客様に対する提案が大事になってきています。

ファミリーレストランがやや苦戦傾向にあるというのも頷けます。核家族化が進み、家族構成自体が多様化しています。ファミリー客に絞り込んだ戦略だけでは追いつかなくなっています。

やはり今後お一人様マーケットは伸びるのではと思います。仕事帰りのお客様への食事提供だけでなく、お一人でちょっと贅沢気分を味わえるものも伸びるのではないでしょうか?

夜の普通の食事だけでなく、休日や自分へのご褒美のために、一人で少し贅沢をするマーケットが伸びて来ているようです。

会社の飲み会は不人気。上司や先輩と一緒にいても説教道場に参加している感じ。それに元々一人で楽しみたいと思っておられる方が増えているそうです。

同年輩の人や同期と一緒に飲みに行くということも少なくなったようです。昔は、上司の方に食事に連れて行っていただき、いろんな悩みを聞いてもらったものですが、どうもそのような関係はなくなってきている感じです。

悩みごとがあってもうれしいことがあっても一人でいることの方が気楽で良いと思われるのでしょう。気楽と言えば気楽です。気を使わずに好きなものを自分の予算の範囲内で注文できますので・・・

だから今は焼肉店へ一人で行く人が増えているそうです。それも男性だけでなく、女性の方も結構おられるそうです。それと大事なのは、このようなお客様は客単価が高いということです。お腹一杯、自分が納得の行くまで召し上がられます。

ゆっくりと自分の時間を楽しまれます。細かい説明や接客はいらないため店側にとっては一番楽で、売上に貢献してくれます。

世の中が複雑化すればするほど、このお一人様マーケットは増えて来ると思います。お気に入りの店になってくれれば、1週間に数回利用してくれるかもしれません。

これからの繁盛店づくりを考えると、少しでもこのお一人様が増えているかどうかが大事です。お一人様を獲得できる店づくりをする必要があるように思います。

一組当たり人数が多い方が良いとか、宴会が欲しいというのもわかりますが、昔のような大宴会や大人数で食事や飲み会というのはなかなかないです。少し発想を変えられてお一人様マーケットを真剣に考えられても良いのではないでしょうか?

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