売上データ以外に必要なものは?
やはり情報が欲しいです。競合店の情報や業界情報、各店の状況などなど。
それと報告して欲しいのは、現在出来ていない部分はどこなのか、今後の対応策はどうなっているのかです。

各店の売上やその他経営数値の報告は、データ化しペーパーを回せばすぐにわかります。データは過去の結果を表したものです。それを見てチェック・確認をしただけでは改善・改革になっていないのではと思います。

大事なのは、今後の仕掛けや対策です。
過去の結果よりもこれからどうするのか?
対策を打つことによりどのような効果が期待できるか?
今月何をするのか?
来月は何をするのか?
その報告が欲しいです。

出て来た結果数値をいくら見ても数値が変わることはないです。店長がどんな思いで今後のことを考えているのか、それを議論する場にするのが良いのではと思います。

各店の数値データは会議までに目を通せば済むことです。会議では会社としての方向性・方針の確認と今後の施策について検討すべきです。

だから必要な会議資料はと言うと、各店の今後の改善策をアクションプランに落とし込んだものが理想だと思います。改善項目にいつまでに改善するのか、誰が責任者なのか、期待できる成果はどのようなものなのか、優先順位はどのレベルなのかを明記した資料が必要です。

日々の業務の中で数値を取りまとめるだけでもたいへんなのに、店の経営についてレポートを書く時間なんてないとおっしゃるかもしれませんが、それが仕事です。

店の経営を軌道に乗せるためには何が必要で、今後どうしなければならないのかを現場担当者の方が報告できるようにすることが大事です。このようなレポートもできれば会議当日ではなく、事前に配布し、全員が目を通しておくような形が理想です。

会議が数値発表会になっていると会社は伸びません。数値を超えた今後の施策を発表し議論することです。未来が見えるような資料がどこまで準備できているか?それにかかっているような気がします。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング