採用は一番難しい問題だと思います。面接者を鍛えて、見る目を養い、より優秀な人材を採りたいと考えれているところも多いと思いますがなかなか想定通りには行かないものです。

面接で良い人材かどうかはわかるのでしょうか?

これは本当に難しい課題だと思います。面接だけではわからないと思います。ペーパー試験で高得点を取った方が会社に大きな貢献をしてくれるかどうかもわかりません。

なぜかと言いますと、人は環境で変わります。配属された上司の方によっても成長度は変わってくるからです。

会社として採用を行われていますので、面接者の方が雇用したり、自分の部下として仕事をしてもらう訳ではないと思います。だから、会社としての基準や方針を明確にして、それに合う方を採用するしかないです。

採用が上手く行っている会社というのは、採用時に力を入れているというよりは、採用後の教育に力を入れておられます。

また、採用の基準が、優秀かどうかを判断されるのではなく、自社に合うかどうかで判断されています。どんなに優秀な方でも自社の体質や雰囲気に合わなければ実力を発揮できないからです。

採用が上手く行っているかどうかは、3年後・5年後、採用された方が活躍しているかどうかで判断されます。入社1年目に頑張ったからといって結果が出たとは言えないでしょう。

ということは、採用後、人材へと変えれる会社が、良い採用をしていると言えるのではないでしょうか?

だからどんなに採用面接に力を入れたとしても採用後の教育システムなどが整備されていないと人が育たず、上手な採用につながりません。

採用に関しては、面接で見極めるだけでなく、採用後のあり方についても見直す必要があると思います。

それと採用面接者の方に過大な責任を押し付けてもしようがないです。採用は会社の責任です。誰が面接したかではないです。面接者の方は、会社の一代表として面接されただけです。

採用はもう少し大きな視野でどうするのかを考えた方が良さそうです。

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