過去の常識で計画を作らないことです。もう右肩上がりの成長業種ではないです。投資をしても回収できないと意味がないです。ますます借入の負担が多くなると、経営が厳しくなるだけです。それと以下の点をもう一度再認識されてはと思います。

以前に比べて、
1.投資をしても売上が上がるとは限らない
2.投資が客数増・客単価アップにつながるかどうかはわからない
というのが現状です。

大規模修繕を行う他に施策はないのかどうか検討する必要があります。修繕を行ってしまえば、投資効果が出ないと今まで以上に厳しくなります。ところが修繕効果というのは、思ったほど売上などの経営数値に跳ね返ってこなくなっています。

経営不振の原因は、施設の老朽化にあるのではなく、他の要因に原因があるのではないでしょうか?調子が悪くなると、すぐに修繕を考えていると経営が軌道に乗りません。

逆に、大きな投資を行わなくても収益を改善させるための施策を考えることが大事だと思います。

確実な予測というのはないです。未来は不確定です。何が起こるかわかりません。過去の経験値が通用しなくなっています。マーケットが過剰な状態で、投資を行っても投資に見合う成果は期待できなくなっています。

だからこそ業務改善行い、小さな改善を積み重ねることが大切です。大規模修繕を行う場合は、もう最後の手段と言えるかもしれません。失敗すると後がないです。そんな不安定な経営決断はしない方が良いと思います。

商品やサービスの見直し、諸経費の削減化を図り切り抜けながら力を付けることが大切です。大きな投資は、経営が順調な時、伸びている時に行うのが理想です。業績不振時には絶対に行わないことです。

だから大規模修繕の話が出てくると不安になります。できることはすべてやり切った後であれば良いですが、安易に議題に乗って来たとするとたいへんです。

大規模修繕で大幅な売上アップのムードが出て来ていたとしたら、誰かが止めないと、そのまま突き進みそうです。投資計画は、投資をしなくても良い計画をどれだけ作成できるかにかかっているように思います。

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