研修を受けさせると成長するのでは?やる気を持ってくれるのでは?と教育研修に投資をされます、力を入れられます。また、社員からの希望要望を聞かれて積極的に参加を促されます。

教育に力を入れるのは良いことだと思いますが、すべて会社負担で行っている場合、少し不安になってきます。何でも会社が負担してくれているので、自由に参加できる、自由に学ぶことができると思われるとたいへんです。

会社には予算があります。申告してきたものすべてを通す訳にはいきません。またなぜその研修が必要なのか明確な理由と期待される成果が見えていないとOKを出すことはできません。

でもどちらかというと、希望する研修会があったら言ってきて下さい、積極的に参加して下さいと言っても出てこないのが普通のようです。理由は、自分から言い出すと責任が発生し、プレッシャーになるからのようです。

しかし、研修については、どういうスタンスなのか、会社として、組織としてしっかりとしたわかりやすい基準が必要だと思います。

できれば年間計画のようなものがあり、誰がいつどの研修に参加するのかが見えているのが理想です。あるいはどのような研修があるのかが公開されていると、参加希望者も出て来るかもしれません。

ただし、会社負担のものと自費負担のものは分けた方が良いです。特に、業務に直接関係のないものは、どんなに素晴らしい研修であっても自費参加が良いと思います。

この選別ができていないと、会社に対する甘えが出てきます。本と同じで自分で買って読まない限り身に付きません。本当に必要と感じているならば、自費で参加されるのではと思います。

研修やセミナーのスケジュール案内だけを流し、後は個人の自主性に任せるところもあります。

研修のことに関しても明確な基準を設けられているところは、他のこともすべて基準があり業務がスムーズに進んでおられます。

自社の研修のあり方、見直されませんでしょうか?
研修への参加比率が高まると、成長スピードも速くなります。それも意識の他高い社員が自費でどんどん参加されるようになれば最高です。そのためのサポートを会社がしてあげるのが良いのではないでしょうか。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング